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Weekly Magnets vol.004

私たちマグネッツが扱っている古着を皆様にもっと興味を持っていただき、古着のすばらしさを
お伝えできればと思い、その歴史やディティールのことについて紹介していきたいと思います。

Champion
チャンピオンと聞いて思い浮かべるのは名品「リバースウィーブ」が一般的だと思いますが、
実はTシャツにも新しいアイデアを盛り込み、多くの商品開発をおこなってきました。

例えば、糸自体を染色したことで色とりどりのTシャツが登場したのが50年代。
これは当時の大学生アスリートたちが、他の学校の選手と色でも差別化できるようにと
チャンピオンが始めたことです。

それは肌着としてでしか意識されていなかったTシャツがアウターとして着られるキッカケにもなりました。
またレタリング加工で学校名やチーム名を入れたのも、ナンバリングが施された
フットボールの練習着である「フットボールT」や、海軍の訓練用にと「リバーシブルT」を
初めて作ったのもチャンピオン社でした。

ここ数年70'sアイテムの仕入れに力を入れているマグネッツでは、夏が近づいてくると
70'sチャンピオンのプリントTeeやリバ(ーシブル)Tee、レーヨンTeeが入荷してきます。
ですので今回の特集は、リバースウィーブはまたの機会に置いといて、
Tシャツ目線でみる「Champion」を紹介していきたいと思います。

Champion 社の歴史
1919  創業者サイモン・フェインブルームがチャンピオン社の前身「ニッカーボッカー・ニッティング・カンパニー」
 を設立。アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターを拠点に構え、主にセーターの販売を手がける。
1920  サイモン没後、息子のエイブ&ウィリアム・フェインブルーム兄弟が「チャンピオン・ニッティングミルズ」
 として社業を受け継ぐ。当初彼らはTシャツやソックス、スウェットシャツの原型となるウール素材の下着を
 屋外労働者の防寒用として販売していた。これが米軍学校の訓練ウェアに採用される。
1924  大学としては最初の顧客「ミシガン大学」とのビジネスが始まる。彼らは当時高価だったアスレチックウェア
 を高品質かつ手ごろな価格で販売しているチャンピオン社に目を付け、スウェットシャツを採用した。これが
 評判になり、以後はコーチからコーチへクチコミで全米の大学へ広がっていく。
 ここから「One Coach Tells Another」のスローガンが生まれた。
1928  前年入社したハーマン・ビーバーに続きサム・フリードランド入社。当時は4人で地域ごとの分担を決め、
 アメリカ全土の販売をおこなっていた。
1930  Tシャツやスウェットシャツにナンバーや大学名をプリントするレタリング加工を開発。「体育の授業で生徒に
 貸し与えていたウェアを管理、回収する」という大学側のニーズに応えることが目的だった。同時にそれまで
 下着として考えられていたTシャツが、アウターとして着られるきっかけとなる。
1934  サム・フリードランドによって「リバースウィーブ」が誕生する。スウェットシャツを洗うと縮むというクレームを
 解決するために、縦に織っていたコットン地を横向きに使用することで縮みを防いだ画期的な発明。同年
 チャンピオンは大学のブックストア(生協)においてTシャツの販売を開始。
1938  「リバースウィーブ」が製法特許を取得。チャンピオンの革新的な改善とアイデアは多くのファンを得ていく。
1939  海軍からの依頼により訓練用に表と裏の異なる「リバーシブルTシャツ」を開発。記念すべき第1号は海軍
 のチームカラーであるネイビーとゴールドだった。
1940  第二次世界大戦中もチャンピオンのスウェットシャツは活躍。本来は訓練用だったが保温性が高いために、
 兵士は野営時などには着用して眠ったという。
 またスウェットシャツの襟部分の伸縮補強用として丸首の前、後部分に施されたV字状のパーツ「ガゼット」、
 2本の針と糸を使ったステッチングなど後のスウェットシャツの定番となるディティールが誕生する。
1950  シンプルで定番的なアイテムを好む学生たちに、大学名をプリントしたスウェットシャツが人気を博す。同時に
 襟ぐりから袖下に斜めのステッチが入っているラグランスリーブやフリーダムスリーブが登場し、カレッジ
 スウェットの主流となる。チャンピオンの製品もアスレチックラインとキャンパスラインに別れていく。
1952  1938年に製法特許を取得した「リバースウィーブ」は、18年間の間に改良を重ね、2度目の製法特許を取得。
 スウェットパンツも同時に取得している。また、「アスレッチク・カタログ」にリバースウィーブが掲載される。
 シルエットは現在のものと基本的に変わっていない。つまりそれだけ完成されたデザインに仕上がっていた
 ということの証であり、不屈の定番と呼ばれる由縁である。コピー商品が出回るのを防ぐため、1951年までは
 カタログへの掲載はされていなかった。
1960  スウェットシャツのタグにプリントされていたランナーズマークがチャンピオンの頭文字であるCの中に入った
 「ランナーズ in C」タグが誕生する。
1961  リバースウィーブのパーカータイプが登場する。
1962  キャンパス用として半袖スウェットが誕生し、人気を博す。
1967  「チャンピオン・ニットウェア・カンパニー」から「チャンピオン・プロダクツ」社に社名変更される。
1969  ロゴマークを一新。お馴染みの Cマーク(目玉) が誕生する。
1970  チャンピオンに女性用アスレチックラインが登場。
1980  プリンタビジネスの一環としてスヌーピーなどのキャラクタープリントものが発売される。(1983年まで)
1984  Tシャツやスウェットシャツの左袖にCマークがつくようになる。
1988  リバースウィーブ50周年記念モデルが発売される。また、軽くて洗濯しやすいクラシックフリースが登場。
1989  クルーネック、パーカーしかリバースウィーブに半袖やジップモデルが誕生する。
 サラ・リーコーポレーションがチャンピオン・プロダクツを傘下におさめ、ノースカロライナ州、ウィントン・
 セーラムに拠点を移す。
1997  究極のスウェットシャツ「プレミアムウィーブ」が発売される。
1998  完全復刻スウェットシャツ「ロチェスターコレクション」が発売される。
2000  こだわりのベーシックスウェットシャツ「スーパーデリーフリース」が発売される。
2003  伝説のスウェットシャツ「リバースウィーブ」をリニューアル。「リバースウィーブ・オリジナル」と「リバース
 ウィーブ・スタンダード」がデビュー。

チャンピオンがリリースした数々のTシャツの中で、代表的なものを紹介します。
REVERSIBLE Tee for FOOTBALL for COLLAGE
 1939年、海軍士官学校の要請によ
 り開発されたのがリバーシブルT。
 海兵隊の訓練プログラムにあった
 紅白戦に用いるためでした。
 防具を使わないアメフトの練習着と
 して開発されたのがフットボールT。
 その大きなナンバリング、肩にゆとり
 を持ったセットインスリーブが特徴。
 大学の生協で売られていたもので、
 一般的に学校名とエンブレムがプリ
 ントされているもの。アスレチックライ
 ンとキャンパスラインがあります。
MTRS STANDARD Tee RAYON Tee for MILITARY
 モックツイストリングスパン(MTRS)
 製法で縒られた「10/10」(テンテン)
 と呼ばれる12番単糸。この糸で編ま
 れた生地のTシャツ。
 レーヨンという素材は発色が良い為
 60年代後期より主にスポーツのユニ
 フォ−ム用に生産されました。
 大学との契約の他にチャンピオン社
 の業績を飛躍させた要因が軍に採
 用されたことです。支給されるものと
 購入する「スーベニア」があります。


Champion タグ一覧表

1940年代初期 1940年代後期〜50年代 1940年代後期〜50年代
 「ChampionKnittingMillsCompany」
 から社名変更直後の最初期タグ。
 丸文字「Champion」の40年代後期
 〜50年代のランナーズタグ。
 初期のランナーズタグの中でも一番
 ポピュラーなタイプのもの。
1950年代〜1967年 1967年〜1970年代初頭 1967年〜1970年代
 ランナーズインC。このモチーフが
 現在のCロゴの起源。67年の社名
 変更まで使われたランナーズ。
 1967年〜70年代初頭のタグ。使用
 期間が短いため残存数が少ない。
 ほつれている部分はサイズ表記。
 「ChampionKnitwearCompany」から
 「Champion Products」に。四辺を
 縫い付けた「たたき」タグ。
1970年代〜1980年代 1970年代 1970年代
 青いバーの中に「Champion」の文字
 が入る「トリコバー」タグ。Tシャツに
 見られるタグです。
 「青単」と同じく70年代タグ「赤単」。
 「青単」タグよりもマニアが多い。
 商標登録のRマークがまだない。
 70年代のリバースウィーブを代表す
 る「青単」と呼ばれるタグ。
1970年代後期〜1980年代 1970年代後期〜1980年代 1990年代以降
 トリコタグの中でもコットン88%、レー
 ヨン12%の生地のものにつくタグ。
 「ワンツー」または「ハチハチ」タグ。
 ポピュラーなトリコタグ。年々見かけ
 なくなってきています。
 90年代に入りプリントから刺繍に
 変更される。

リバースウィーブとTシャツに付けられるタグより抜粋しました。
スウィングトップやコーチジャケットなどではランナーズでも
また少し違ったものもあるのであしからず...



プリント加工の種類
ウェアにアルファベットや数字をプリントするようになったのは1930年代からで、
当時チャンピオン社が学生に貸し出していたユニフォームなどが返却されずに
持ち帰られてしまうことを防ぐために導入されたのがキッカケ。

以来、プリント加工の大半はチャンピオン社の手によって開発されました。

中でも画期的だったのは、フロック加工(フロッキープリント)で、アパレル業界に
一大ブームを巻き起こすほどの人気となりました。
染み込みプリント フロッキープリント
 その名のとおり生地に染料を染み込ませたもの。その為
 ボディカラーは白、霜降りグレー&サックスブルーなど淡
 い色が大半。最も古いプリントの手法と言われています。
 0.1〜0.2mmの繊維微粉を生地に接着することにより、
 プリントが毛羽立ちベルベットの様な質感が出る加工。
 洗い込むほどに剥げていくのもまたアジがあって良い。
アイロンプリント ラバープリント
 プリントと言うよりはテープを貼り付けたようなもの。大半
 がアルファベットやナンバリングものですが、剥がれやす
 くデリケートな加工です。
 一番ポピュラーなプリントの手法。種類もアルファベットや
 ナンバリング、グラフィックと多種多様。徐々にひび割れ
 ていく質感もまた雰囲気。


  
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