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 Weekly Magnets vol.009

私たちマグネッツが扱っている古着を皆様にもっと興味を持っていただき、古着のすばらしさを
お伝えできればと思い、その歴史やディティールのことについて紹介していきたいと思います。

Camouflage
「ODグリーン」のことを「カーキ」と言ってないですか?(特に最近の若い子が間違えがちなのですが
いわゆる軍物に見られるオリーブ色は「カーキ」ではありません。「カーキ Khaki」とはヒンズー語で
「ホコリ、泥」のといった意味で、最初に軍服に採用したのはイギリスと言われています)
さて、今回取り上げるお題はずばり「Camouflage(カモフラージュ)」です。
洋服が好きな方なら、ジャケットやパンツ、かばんなどの小物、何らかのかたちで「カモフラージュ」に
接していることと思います。洋服の柄としてはチェックに匹敵するポピュラーなパターンではないでしょうか。

マグネッツでも、リーフ、フロッグスキン、ACU、ウッドランド、コーヒーステインなど
様々なカモフラを展開しています。
というわけで、今回は我々を魅了してやまない「カモフラージュ」を特集します!


カモフラージュの語源とその歴史

カモフラージュもしくはカムフラージュ(フランス語:Camouflage)とは、周囲の風景に溶け込むことにより
敵の監視を欺き、対象を発見されないようにする方法のことである。カモフラージュの対象には、
艦船、航空機、をはじめとする兵器や兵士のほか建物まで挙げられる。

カモフラージュの目的は大きく2つある。1つは敵から発見されないようにすること。
2つめは敵に大きさ、速力、進行方向などを誤認させ、砲爆撃を少しでも命中させなくすること。
前者は主に地上部隊、航空機や建物の際に考慮され、後者は艦船の際に考慮される。

カモフラージュの起源は、現在でも各地の先住民が用いている(もちろんファッションや呪術的意味もあるが)
ボディ・ペインティングかもしれない。

ただし、
近代までの軍隊の塗装は、「隠れる」以前に「目立つ」事が重要であった。
視覚的手段しか識別法が無い時代、敵味方の識別や自軍の強さを誇示するために、
軍旗や鎧兜には目立つ塗装や姿形が求められた。

第一次世界大戦ころから航空機による偵察力の向上、兵器の破壊力の向上に伴い
カモフラージュの重要性が増し、各国の軍で取り入れられるようになった。

カモフラージュの方法は多彩であるが、最も多用され、古くから用いられているのが、迷彩塗装である。

軍服に用いられている場合は迷彩服と言う。地上部隊の場合には、
当地の植生・気象条件に合わせた数色のまだらや斑点・縞模様を用いる。

具体的には、雪原地帯では白や薄い灰色または白一色、熱帯雨林では濃緑・濃紺・茶色などである。
低空における飛行が主任務となる軍用機も同様な迷彩を行う。


陸軍におけるカモフラージュ

第一次世界大戦開戦当初は、派手な色の軍服を使用していた軍もあったものの、
大戦中に各国ともカーキ色などの目立たない色の軍服を使用するようになった。

現在のような迷彩服を始めて使用したのは、第二次世界大戦中のドイツの武装親衛隊(Waffen-SS[ヴァッフェン-SS]。
ヒトラーが国家唯一の武装組織である国防軍の反逆から、あるいは国内の騒擾から自身を守らせるために設けた、
国防軍でもなく、警察でもない、親衛隊の軍事組織である。

武装組織は、親衛隊特務部隊[SS-Verfugungstruppe,略号:SS-VT, SS執行部隊、SS戦闘部隊、SS実行部隊
とも訳される]の名称で部隊編制を始め、徐々に力をつけ国内治安維持から野戦軍へ変身し、対ポーランド戦、
対フランス戦における実績を認められ、1940年12月には武装親衛隊に改名され、陸軍、空軍、海軍に並ぶ
第4の国防軍[4.Wehrmacht-teil]と認知されるに至った)である。

カモフラージュのためには、現地の植物をくくりつけたネットを被せたりすることもよく行われる。
ただし、ただの塗装やネットのみでは、現代の温度差を感知できる赤外線カメラによって
簡単に見破られてしまうため、服・ネットとも赤外線をも欺瞞できるものが主流となっている。


軍用車輌のカモフラージュ

第二次世界大戦で戦車を有効活用したナチスドイツでは、開戦当初ダークグレーが
基本塗装色となっていたが、北アフリカ戦線において迷彩色として用いられたサンドイエローが
ヨーロッパ戦線においても有効である事が示され、後期には基本色がダークイエローに変更された経緯がある。

更に前線で上に2色を重ねた3色迷彩が施され、また冬季の降雪時には
上から石灰の水溶液などを塗りつけた冬季迷彩が施された。

アメリカ軍はベトナム戦争時期までODグリーン(OliveDrab[オリーブドラブ・グリーン]:黒と黄を1:1で混合して作られる。
調色が単純であるため、第二次世界大戦からベトナム戦争時期までアメリカ軍軍両の標準塗装色として使用された。

陸上自衛隊では現在でも標準色として使用している)単色だったが
1970年代にサンドブラウンを基本色にした4色迷彩を採用した。

しかしコストや標準化の都合により、80年代にはNATO軍と同じ3色迷彩に切り換えている。
湾岸戦争・イラク戦争では、現地に合わせたサンド系の塗装が施された。


建造物のカモフラージュ

建造物のカモフラージュは、地下に隠すことのできない建物を空襲から守ることが主目的となる。
有名な例では、第二次世界大戦中にシアトル近郊にあったボーイング社(アメリカ唯一の大型旅客機メーカー。軍用機、
ミサイルなどの研究開発・設計製造を行う)の工場が、上空から見ると住宅街にしか見えないようにされたことがある。


艦船におけるカモフラージュ

艦船におけるカモフラージュは、敵に大きさ・速力・進行方向や艦までの距離などを誤認させることが主目的となる。
これは海上においては隠れることが困難なためである。艦船のカモフラージュの始まりは19世紀末ごろから行われた。
艦全体を灰色に塗装、背景との区別を困難にし、艦までの距離測定を欺瞞した。また、巡洋艦や戦艦といった
サイズが異なる艦艇の艦影を近い形にすることにより、距離を誤認させようとされたこともある。第一次大戦中にドイツ
の潜水艦による被害が増大すると、帯状の迷彩や波頭の迷彩が行われるようになった。第二次世界大戦においても
迷彩は行われたが、レーダーの発達によりその効果は大きく減少した。

航空機におけるカモフラージュ

航空機におけるカモフラージュはベトナム戦争の頃から発達する。それまでは、無塗装や派手な塗装の機体が多かった。
ベトナム戦争では目視範囲での戦闘が多かっため、アメリカ軍において派手な塗装の機体の損害が無視できない
ものであった。そのため、低空における任務が主である攻撃機などには、地上部隊と同様の迷彩塗装が、高空に
おける制空任務が主である戦闘機にはなるべく近くまで見つからないようにする灰色系統の低視認性
(ロービジ)塗装が行われるようになった。

陸上自衛隊におけるカモフラージュ

陸上自衛隊では迷彩模様は威圧感や戦争色をイメージさせるためかODグリーンが採用されることが多かったが、
昭和後期には作業服(戦闘服)にも迷彩が用いられるようになった。しかしながら、北海道の笹藪を元にデザインされた
いわれる迷彩パターンは一部地域を除き、近距離では非常に目立つものであった。特にベース色の薄緑色部分は
洗濯をするうちに水色のような発色をするようになり、敵に察知されやすいと不評であった。そのため平成期になり、
新型の迷彩パターンが研究され、平成4年には迷彩II型(通称、新型迷彩)の作業服の支給が始まる。
新型迷彩はデジタル迷彩と呼ばれるパターンを採用しており、日本の様々な山野の風景をコンピュータ処理し、
日本の気候風土に合った迷彩パターンをドット化してデザインしたものである。現在はこの新型迷彩への移行が
完了し、旧迷彩を見かけることはほとんどなくなった。2004年度からのイラク、サマーワへの自衛隊派遣では
各国が砂漠地帯用の迷彩パターンを採用した被服を用いる中、日本の自衛隊は平和復興の駐留であることを
強調するためあえてこの緑色の迷彩パターンの被服を採用し、車輌もOD塗装のままで派遣されたといわれる。
尚、航空自衛隊では、野外で活動することの多い高射部隊等において、陸上自衛隊のものとは異なる迷彩服が
採用されている。細かいドットの集合である陸自の新型迷彩に対し、空自のそれは大柄で茶色がかったパターン。
これは遠距離からの視認性低下を重視したからと言われている。


それぞれのカモフラージュの名称

WoodlandCamo
ウッドランドカモ
UrbanCamo(CityCamo)
アーバンカモ(シティカモ)
3C、DesertCamo
3カラーデザートカモ
TigerStripeCamo
タイガーストライプカモ
FlectarCamo
フレクターカモ
SwissCamo
スイスカモ
EastGermanCamo
レインカモ
NightCamo
ナイトカモ

無数にあるカモフラージュのパターンの中でも代表的なものを挙げてみました。カモフラージュにはアーミーのほかに
ハンティング用の「リアルリーカモ」や「ダックハンターカモ」などここで扱ったパターン以外のものが存在します。


   
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